戦後教育が育てた金持ちボンボンの無能政治家を叱る!

北朝鮮が宇宙衛星と称するミサイルと看做されるロケットの
打ち上げ刻々と迫っています。
思い出されるのは安倍政権で防衛省に昇格したばかりの初代
防衛大臣に就任した久間氏は、北朝鮮がミサイルを発射する
と予告し、国中が固唾を呑んで見守っていた時、事もあろう
に、補選に立候補していた自民系候補の応援の為に羽田から
空路大阪入りした。折しも、安倍総理は中国を訪問中だった。

即ち、久間防衛大臣は、文字通りの国防の最高指揮官として
官邸に留まっていなければならなかった。
ところが、ノコノコと選挙応援に出かけ、機中の人となった。
その隙を狙うかのように北はミサイルを発射した。

防衛省は大慌て、機中の大臣に連絡がつかない。大阪到着後に
漸くミサイル発射を知った大臣は、例の如くアンパンマン宛ら
のえびす顔でニコニコと記者会見に臨み、「機中で携帯電話が
不通だった旨の説明」を何の衒いもなく繰返したしていた。
勿論そのままトンボ返りで東京へ舞い戻った。

この一件に関して私はあるブログに投稿し、防衛大臣の不見識
を批判した。ところが、文中の語句を問題にしたブログの読者
から、見当違いの猛烈な非難の集中攻撃を浴び、ブログ主宰者
からも批判され、以後ブログ購読を解除した。

当の防衛大臣はその後も失言を繰り返し、米国側の不快を招き、
地元選挙民から一大バッシングを受け、遂に大臣を辞任した。
その後の衆院選で担ぎ出された新人の民主党女性候補に大敗し、
遂に政界からも引退する羽目に陥った。

私は、経験豊富な自民党の政治家として総理の芽も残っていた
同氏の時局を見過った末の挫折を惜しんだ。

私でも、北のミサイル発射が懸念される時に選挙応援など論外
と判断できる。百歩譲って私が大臣なら、緊急時に備えた連絡
手段を構築して出掛ける。私が大臣秘書なら、指示されずとも
連絡手段は容易に考えつく。
防衛省→航空会社→管制塔→操縦士と経由して、機中の大臣に
報告する知恵くらいはある。さすれば、大阪到着後の漫画の様
なニコニコ顔の記者会見で恥を晒すことはなかったはずだ。

そして今、史上稀に見る無能ぶりを発揮し続ける田中防衛大臣
落ちこぼれ大臣を落第させまいと苦肉の策の野田政権は、何と、
田中大臣に専属の院内家庭教師を付けた。

翻って考えれば、民主党初代総理の鳩山由紀夫も、二代目総理
菅直人も官邸付き家庭教師が必要だったのではないだろうか。
三代目の現総理にもその時期が近づいている様に思えてならぬ。

世界に恥を晒す民主党政権は、限りなく無能に近い鳩山由紀夫
をどう評価したのか外交問題の最高顧問に就ける大失態を演じ、
その鳩山は、極めて微妙な外交関係にある産油国イランを訪問
するという。
同盟国・米国がトサカを逆立てている“アクマデネージャッド”
大統領に会見する動きを見せている鳩山を、野田政権は必死を
装って諌めてはいるが、益々意気盛んな鳩山は主役返り咲きを
狙って決行するだろう。
そして、恥というものを知らず、懲りない鳩山は取り返しの付
かない「惨国同盟」を言い出さぬとも限らない。

島国日本の金持ちボンボンほど度し難い輩はいない。
鳩山の選挙区の選挙民は心して見る目を養って頂きたい。
これは年寄りの老婆心からの苦言である。