気骨気概を具えた品格のある政治家が待たれてならぬ。

一郎にもいろんなタイプがある。野球のイチローは正しく”アスリート”である。
だが、一郎と名のつく政治家には、何故か、国家を破綻に導く者が多過ぎる。

戦中の政治家・鳩山一郎が”統帥権の干犯”問題を提唱して、その後の軍部の独走を招き、最後は国家を破綻に導いて恥じず、戦後は、戦犯に問われて一時政界から追放されるも、恥というものを知らずに釈放後に土厚かましくも政治家として返り咲き、”出たり入ったり、また出たり”を繰り返した挙句、最後は、総理大臣に登り詰め、功を焦り過ぎ”北方4島”を置き去りのまま”日ソ国交回復”実現した。
だが、北方4島は無残にも未だに解決の目処さえも立たないまま今日に至っている。
その鳩山一郎のDNAが隔世遺伝したのか、孫の鳩山由紀夫は無能政治家の生きた標本よろしく、”沖縄基地”問題を卓袱台ごとひっくり返し、発言を二転三転させて混乱させた挙句、時間切れで内閣を総辞職、政界引退を明言したのも束の間、それさえも反故にして外交問題の最高顧問として政権復帰も視野に入れている。
沖縄復帰40周年の今月、記念行事に招かれたのか、それとも、厚顔無恥を絵に描いた様なバカ丸出しの顔で押し掛け女房よろしく乗り込み、米軍基地の県外移転を未だに標榜して恥じない度し難い御人である。

もう一人の河野一郎は、そのDNAが息子の河野洋平に直遺伝で受け継がれ、有りもしない従軍慰安婦問題を独り合点の越権行為の談話で真実であるかの如く表明した。この”河野談話”が、どれほどの国益を損なっているかを認識せず、無責任にも発言の取り消しもしないまま政界を引退する。

三人目の小沢一郎ご本人は、発言を二転三転させるのが常套手段、巨額の政党助成金を持ち逃げに等しく私物化し、軍事大国・中国に有象無象の議員を引き連れて訪問し、”民族解放野戦軍司令官”を声高に名乗り、尚も、天下国家を標榜して恥じない御人である。

一郎と名のつく政治家のDNAは、遺伝子入れ換えが必要ではないのだろうか。
東大も京大も、慶應も早稲田も地に墜ちた。戦後の”骨抜き偏向教育”が、突然変異の無能政治家を排出し続け、日本の国体が音を立てて崩れ始めている。

曾孫や玄孫の代まで日本は存在するのだろうか?
気骨気概を具えた品格のある政治家が待たれてならぬ。

同じく一郎の名を有する政治家以外の多くの個人の方には、心からお詫びを申し上げ、お許しを願うばかりであります。どうか、許されたし。